health news

ビタミンDの働き

ビタミンDの働き

日本のサプリメントの定番といえば、ビタミンやミネラルなどの栄養素ですが、ビタミンDを意識的に摂取している人は少ないかもしれません。一方、ある調査によるとアメリカでは2019年人気サプリメントの第一位がビタミンDとなっています。2005年頃からヒトを対象とした研究報告が急増し、「免疫を高める」などその重要性が認知されるようになるとともに、ビタミンDサプリメント市場も20倍ほどに拡大しています。

近年の研究では、ビタミンなど栄養素の不足が軽度であっても、それが続くことで健康に影響を及ぼすことが分かってきています。特にビタミンDは、腸管からのカルシウムの吸収を促すため、不足すると骨折しやすくなったり、さらにはフレイル、感染症、がん、糖尿病などのさまざまな疾患リスクを高めたりすることが分かっています。国内での高齢女性を対象にした研究では、ビタミンDの血中濃度が軽度不足の20ng/ml未満の場合、25ng/ml以上と比べて1.4倍転倒リスクが高く、筋力も弱いことが確認されています。ビタミンDはステロイドホルモンの一種であり、筋肉のタンパク質合成を促す働きもあって、筋肉にも必要な成分なのです。

ビタミンDは紫外線をあびることで皮膚でも合成できますが、日焼け止めを塗っていたり、外に出る機会が少なかったりすると不足してしまいます。一度にまとめて摂るよりも、毎日こまめに摂る方が血中ビタミンD濃度が維持されやすいため、食事やサプリメントで継続的に摂るようにしましょう。

ビタミンDを豊富に含む食材