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白血球の役割

白血球の役割

全身を流れる血液の量は、体重60kgの人で約5Lといわれています。そのうち45%は、赤血球、白血球、血小板という血球成分です。この中で、体を病気から守る免疫を担うのが白血球です。白血球は大きく顆粒球、リンパ球、単球の3つからなります。

【顆粒球】
顆粒球は好中球、好酸球、好塩基球に分けられます。
・好中球
白血球のうち約半分を占め、いち早く異物を発見して排除します。
・好酸球
アレルギー反応の際に多く見られ、感染した寄生虫を排除します。
・好塩基球
働きが未解明の部分もありますが、免疫の監視役であるといわれています。
・リンパ球
白血球の30〜40%を占めます。B細胞とT細胞に分けられ、T細胞は次に示すとおり、さらに細分化されます。
・B細胞
体内に侵入した病原体の種類に合わせた抗体を作ります。ワクチンの大きな役割は、ウイルスに対する抗体をB細胞に作らせることです。
・T細胞
「ヘルパーT細胞」
免疫系の司令官で、体内の異物を認識し、排除するための戦略を立てて指令を出します。
「制御性T細胞」(Treg:ティーレグ) 免疫細胞が暴走して自身の細胞へ攻撃するのを抑えます。一方で、がん細胞を異物と認識できず、増殖を手助けする面もあります。
「キラーT細胞」
異物の情報を受け取り、ウイルス感染細胞やがん細胞などの異物を排除します。
・NK細胞
(ナチュラルキラー細胞)キラーT細胞と同様の働きですが、異物の情報を必要としません。笑うことで活性化するといわれています。

【単球】
血液中では単球と呼ばれ、組織中に入るとマクロファージや樹状細胞になります。
・マクロファージ
アメーバ状の大型細胞で、体内の異物や死んだ細胞を食べたり(貧食作用)、異物の情報をヘルパーT細胞に伝えたりします(抗原提示)。
・樹状細胞
異物の情報をヘルパーT細胞に知らせる抗原提示が仕事です。全身の組織に存在し、表皮ではランゲルハンス細胞、筋肉内では間質細胞と呼ばれ、場所によって名前が異なります。

白血球が担う免疫系は暴飲暴食、喫煙、運動不足、睡眠不足、ストレスなどで機能が低下します。生活習慣を見直して、免疫系の機能を維持していきたいものですね。

白血球