トップページ >健康ニュースのトップページ > 健康ニュース(禁煙とオリンピック)

Health News

禁煙とオリンピック

日本人の喫煙率は男性で27.8%、女性で8.7%と、約1400万人が喫煙しており、昭和40年以降のピーク時に比べ1/3ほどに減ってきていますが、カナダやフィンランドなど欧米に比べて依然として多くの喫煙者がいます。
(2018年全国たばこ喫煙者率調査)

その中で、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催にあたり、日本の受動喫煙対策の見直しや禁煙をすすめる取り組みが行われています。近年のオリンピック開催地では、公共の場での喫煙が制限されたり、競技会場の周辺の飲食店なども全面禁煙とされるなど、受動喫煙防止対策が徹底されてきました。比べてこれまでの日本の対策は十分ではなく、WHO(世界保健機関)から「世界最低レベル」とされていましたが、オリンピック開催を機に「日本のスモークフリー元年」を目指した取り組みが始まっています。

喫煙は百害あって一利なしです。喫煙により、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など呼吸器系疾患や、肺がんをはじめとする種々のがん、虚血性心疾患、胃・十二指腸潰瘍などの消化器疾患、糖尿病、歯周病や妊娠周産期の異常、その他種々の疾患にかかるリスクが増大します。また、直に煙を吸い込んでいなくても、タバコの臭いを感じたときには有害物質を吸い込み、受動喫煙の状態になっています。受動喫煙であっても肺がんのリスクは非喫煙者に比べて約1.3倍になると科学的に証明されています。

実は、喫煙者のうち3人に1人は「禁煙したい」と思っていて、禁煙したいと思っていても禁煙に成功している人は少ないのが現状です。禁煙の失敗は、意志の問題ではなくニコチンの依存性によるところが大きいため、禁煙補助薬を使うなどできる工夫をしていくことも大切です。最近では貼り薬やガムタイプが市販されており、禁煙外来では飲み薬もあります。オリンピックまでに、禁煙にトライしてみてはいかがでしょうか。

禁煙のイメージ画像