health news

ヘッドホン難聴

ヘッドホン難聴

スマートフォンやタブレットの利用が一人一台以上と普及し音楽、動画、ゲームなどいつでもどこでも手軽に利用できるようになりました。それに伴ってヘッドホンの利用も増え、音が直接耳に入り臨場感あふれる楽しさを体感できる反面、音を聞き続ける時間が長いほど、聞く音が大きいほど耳に対して確実に負担が掛かっています。

片耳もしくは両耳が、少しずつ聞こえにくくなる、聞こえがおかしい、耳が詰まった感じがする、耳鳴り、めまい、耳の痛みなどがあれば耳の異常のサインです。その中でも聴力低下は、一般の会話域を外れた高音域4000ヘルツ(鈴虫の鳴き声のような音)から聞き取りにくくなります。日常生活では自覚しにくい音のため気づくのが遅くなります。気が付いたときには症状がかなり進行し、しかも治りにくい状態になってしまっています。いったい耳の中で何が起こっているのでしょうか。音を聞き取るには、耳の奥にある聴覚をつかさどる蝸牛という器官の中にある有毛細胞が働きます。大きな音の影響によりこの有毛細胞が傷つくと音が聞き取れなくなってしまいます。傷ついた有毛細胞は再生することはなく、一度失われてしまった聴力が回復することはありません。

耳の健康を長く維持するためには、日々のヘッドホンの利用は最小限にして、聞き取れる範囲の小さな音で聞くようにしましょう。周りの騒音により聞こえにくいとつい音量を大きくしがちですが、ヘッドホンをつけながら人と会話できる程度の音量にとどめるようにしましょう。もしくは、音の聞き取りやすい騒音のない静かな場所で利用しましょう。耳が疲れた場合はもちろんのこと、疲労やストレス、睡眠不足、体調の悪いときには、ヘッドホンの利用をやめて音の少ない場所もしくは耳栓を用いて音の少ない環境で過ごすことで耳を休ませましょう。